心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。初期には階段や坂道を上ったり、重いものを持ったりすると息切れが激しくなります。さらに進行すると、仰向けに寝ると咳が続いたり、安静時にも息切れが生じてきたりします。
しかし高齢者の心不全は、症状がはっきり現れないことも多く、症状があっても「年のせい」と思い込み、放置していることが少なくありません。進行してからでは治療は難しいため、いかに早く見つけて治療を始めるかが、その後の人生を左右します。まず覚えておいていただきたいのが、「いままでできていたことができなくなったら、心不全を疑う」ということです。
上記のような症状が出た際には一度、医師にご相談いただきたいと思います。